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天竺までの道のり②~1強13弱の屈辱の巻

下記、「西遊記チーム/優勝までの道のり」のつづきです。

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◎6月10日(水):中間発表直前の討議

品質の定義&ダントツ品質の定義で紛糾。結果、「顧客ニーズを満たす=品質が高い=満足レベル」「顧客ニーズを超える=ダントツ品質=感動レベル」で合意した。ちょっとスッキリ!

◎6月13日(土):第1回中間発表

結果、1強13弱。圧倒的1位はオルファ社を選定した高学歴チーム99点。我がチームは50点。教授からのコメントについて、私なりに感じた点は下記の通り。

1)教授がイメージしている品質は、従来の品質の考え方に近い。⇒修正案:製品の性能・デザイン・信頼性の優位性を示した上で、顧客満足度も高いことを証明すべし!

2)何の品質がダントツなのか?を明確にせよ!⇒修正案:我がチームは魚群探知機に絞る?レーダーも入れる?もしくは超音波技術に特化する?(もっと絞り込む?)

3)相対比較をして、定量評価をせよ!⇒修正案:比較対象は競合の日本無線?評価項目は性能(送信出力/最大レンジ・ビーム幅)、デザイン・使いやすさなど

この晩、孫悟空が次の発表者に名乗りを上げた。「私がやります!」

◎6月22日(月):フィールドワーク⑤

古野電気㈱を訪問し、技術系に強く、漁の現場にも精通しているY松取締役へのヒアリングを実施。ここで大きく前進できた!新たにわかった点は下記の通り。

1)魚群探知機が進化してきて生まれたのがスキャニングソナー。ソナーはフルノが一番。

2)フルノの魚群探知機でダントツと言えるのは「探知性能」。つまり、ノイズと反射波を識別する技術。

3)あとフルノ製品は、船の揺れ「ローリング・ピッチング・ヒービング」を感知して、ティルト幅を自動補正する制御技術「スタビライザー」に優れている。

4)製品開発と改良を徹底的に繰り返すことに、フルノの強みがある。

5)フルノの製品開発には2つポイントがある。1つは新しい商品の時に徹底的に船に乗ること。もう1つは新しい商品を「魚の獲れる漁船」で試すか?「魚の獲れていない漁船」で試すか?を徹底的に議論すること。

6)フルノは乗船日数だけは絶対に負けていない。

7)漁師は1ヶ月のうち1週間、満月の時だけは明るすぎて魚が獲れないため漁に出ないが、残りの3週間はずっと漁に出ていることが多い。フィールドエンジニアはその漁に同行し、3週間の間、徹底的に試作機を試し、漁師から話を聞く。そして、陸にいる1週間の間に開発の人間とペアを組んで改良を行い、また船に乗り、試作を試す。これを6ヶ月ほど繰り返して、製品をつくり込む。

8)フィールドエンジニアは本当に大変。でも、「魚が獲れた!」とか「今まで口をきいてくれなかった漁労長が口をきいてくれた!」という成功体験により、病みつきになった。

9)分解能:パルス幅が大きいと遠くへとぶが、魚が塊でしか見えない。パルス幅が小さいと遠くへとばないが、魚が分かれて見える。

10)フルノのスゴいところは、いきなり海外へとばすこと。資質を見ているようだが...

11)低い離職率の理由は?⇒組織内に「垣根は無い」とは感じる。あと、「一体感がある」と思う。

12)世界共通の製品を提供している。各国のニーズには、フィールドエンジニアがパラメータをチューニングすることで対応している。

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つづく

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