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シミッチョロの国際経営⑥の巻

英国滞在5日目です!さて、今回も「国際経営」の講義報告です。

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土曜1~5限:国際経営応用研究①②③④⑤

9)スマイルカーブにおける留意点

・部品、組立、流通サービス、ブランドといったプロセスにおける付加価値は、組立が最も低くなり、上流と下流に行けば行くほど高くなることを示した理論。

・台湾Acer社の施社長が実務から導き出した理論。選択と集中、バリューチェインにも繋がる考え方である。

・スマイルカーブの考え方に沿って、中央の付加価値の小さいプロセスを安易に捨てると、会社としてのワンパッケージとしての強みが分断化・細分化され徐々に力を失っていく恐れがある。

・ニッセンの事例:総務業務6つを中国のシェア―ドサービス会社へ委託した。中国人の担当者が来日して数百ページのマニュアルを作成し持ち帰った。⇒全体を把握できる日本人がいずれ居なくなる?R&Dでも似たような傾向だが、部分部分の機能を切りだしていくと企業の体力を徐々に削ぐのでは?

・液晶パネル市場の事例:大型パネル、中型パネル、小型パネル(カーナビ・PDA)、携帯電話用パネル市場はスマイルカーブを描いており、日本企業は選択と集中により、利益率の高い大型と携帯電話用に特化した。しかし、数年後、中型・小型市場で価格競争力を付けたメーカーがこれらの市場にも進出し価格は大幅に下落した。
一方、中型・小型市場はほとんど価格が下がらず、それどころかカーナビは逆に上昇した。日本企業は一旦手放したカーナビ用製品とチャネルを失っており再参入は難しい状況になってしまった。

10)垂直統合型と水平分業型

・選択と集中を実行した垂直統合型の日本の電機メーカーは競争から脱落している。

Acer社が考えたスマイルカーブの世界と日本企業が陥った苦しい現状との間にはGAPがあるが、まだ解明されていない。⇒スマイルカーブはいつも有用ではない

・水平分業型でもニッセンのような部分部分を切りだすアウトソーシングでは徐々に競争力が削がれる可能性がある。アウトソーシング先との契約型と所有型をうまく使い分けるなど状況に応じて構えを変えることが大事である。

・ユニクロは水平分業を上手に行っている事例である。

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つづく

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