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シミッチョロの国際経営⑤の巻

英国滞在4日目です!さて、今回も「国際経営」の講義報告です。

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土曜1~5限:国際経営応用研究①②③④⑤

8)国際経営に関する理論

・対外直接投資の誘引と動機(寡占的反応論):競合他社よりも先に市場へ進出することで先発優位を築きたい、競合他社が海外へ行けば自社も出て行きたいと考える企業意識の表れである。

・国際製品寿命周期=I-PLC(米国発の多国籍企業論):導入期、成長期、成熟期、衰退期を辿る。特に、導入期は国内開発し国内生産し国内市場でゆっくりと育てる。競合他社が登場し市場が飽和し始めると、海外の安い国へ移転し自国へ逆輸入をする。時間概念が重要である。現在のようにグローバル化が進み製品陳腐化のスピードが速くなるとこれでは対応しきれない。

・競争戦略論の応用(新産業組織論=競争戦略論):ポーターの競争戦略論が分かり易いのは5つフレームワークを作り構造化したこと。しかし、90年代グローバル化における競争分析にはほとんど使えなくなっている。特に大事なのは、バリューチェイン上の各活動に関して、「各国への配置」と「活動量の調整」のバランスから競争優位を探し出す点。活動の一部を外注している場合、配置は自社の自由にならない。

・内部化理論(企業理論と取引費用理論の応用):自社に関する海外取引を何故内部化するのか?⇒2009年ノーベル賞、取引には必ず無形資産(取引によって得られるノウハウや人、技術など)が含まれるが、海外取引では無形資産は評価されない。よって、自社がその付加価値を内部に取り込む行動を取る。

・経営資源の国際移転:多国籍企業は、無形資産を含めたワンパッケージを経営資源として海外進出してきた企業のことを指す。中国などは優遇条件を付けて積極的企業誘致をしている。これは一見すると、無形資産は評価されないという取引コスト理論に反している。⇒中国からすると、経営ノウハウや人を束で持ってきてくれるというメリットがある。その企業の周囲で産業として取り込み一気に経済発展させるのが狙い。

・リソースベースドビューRBV(コアコンピタンス、ケイパビリティ、組織学習):多角化を成功させる上で企業は自社のコアコンピタンスを見極め、そのコアコンピタンスを中心としたシナジー発揮を狙うべきである。
ケイパビリティは無形資産(技術資産、ノウハウ、人など)のこと。伊丹教授の「競争戦略の論理」は無形資産の重要性を初めて強調した必読の書。

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つづく

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