地獄の文字起こし!の巻
先日、インタビュー(修論)に行ってきたのですが、1時間のインタビュー結果を文字起こしするのに8時間もかかりました!気が遠くなりそうな地道な作業。あと何セットこなす必要があるのか?ああああああああ!さて、下記は4月17日(土)の講義報告のつづきです。
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土曜3~5限:ゼネラルマネジメント応用研究⑦⑧⑨
6)「組織マネジメント」に関する講義があった。印象的な話は下記の通り。
・プロイセン軍モルトケ将軍:モルトケの戦史上の功績の一つは、当時の新技術である鉄道と電信を積極的に利用したことである。電信により迅速に命令伝達し、大部隊を鉄道で主戦場に輸送して、敵主力を包囲殲滅する戦術を確立したことにある。これは中央集権組織の原型とされ、経営史上の功績の一つでもある。
・オルフェウス室内管弦楽団:指揮者のいないオーケストラ。オルフェウスの組織には、一人ひとりの演奏者が指揮者としての役割を同時に担っている。楽曲の解釈や演奏主旨などはもちろん、リハーサルや施設準備や日常のコミュニケーションに至るまで、メンバー全員がリーダーとしての権限と責任をもって、組織のために貢献している。企業に置き換えてみると「経営者の居ない」組織と言える。⇒詳細はハーヴェイセイフター&ピーターエコノミー著『オルフェウスプロセス-指揮者のいないオーケストラに学ぶマルチ・リーダーシップ・マネジメント』を参照下さい!
・Buckman Forum:研究に困った時にネットワーク上でプロジェクトメンバーを募集する。複数名が同意したらプロジェクトを発足し、ネットワークを通してプロジェクトを進めるシステム
7)「組織マネジメント/ハーバート・サイモン」に関する講義があった。印象的な話は下記の通り。
・限定された合理性:実際の意志決定は、①各選択に続いて起こる諸結果についての知識は常に部分的なものにすぎない、②これらの諸結果は将来のことであるゆえ不完全にしか予測できない、③起こりうるすべての代替的行動のうちほんの2~3の行動のみしか思い出さない、などの理由から「限定された合理性」しか達成できない。
・高度な経営管理:御釈迦様の掌(てのひら)状態を作り出すこと⇒各々が意思決定したように見えて、実は自分の掌で踊っているという状態を作り出すことが重要!
・General Management:将来の選択を導く基準として、特定の価値観を選んでおく!
・South West航空の例:従業員をいきなり正規採用せず、1年間は試用期間にして見極める。⇒Bad Apple(1個悪いモノがあると周囲にうつる。組織も同じで、1人変な人がいると周囲にうつる。故に最初の1人を入れないことが重要!)を入れない!
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明日はゼミに出席するため、ゼネには参加できません。残念だ~。誰かゼネの講義サマリー作ってくれないですかね?(笑)
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