社内のブルシットを排除せよ!の巻
先週も「ゼネラルマネジメント」の講義に参加させていただきました。(5限は受講しませんでしたが...)いやあ、この講義は二度受講する「価値あり」ですね!さて、下記は4月10日(土)の講義報告です。 ------------------------------------------------- 土曜3~5限:ゼネラルマネジメント応用研究④⑤⑥ 1)「ジャック・ウェルチが実践したマネジメント」に関する講義があった。印象的な話は下記の通り。 ・戦略は現場感覚を持った人が考えるべきである。⇒私が考える人、貴方が実行する人、ではうまく機能しない! ・GEは事業を売却する際、コアになる人材については売却前に引き抜いていた。 ・日本とアメリカでは、リーダーの扱いが全然違う。⇒レジナルド・ジョーンズが亡くなった時には全国放送でニュースが流れた。 ・GEにとっての人材育成の場はクロトンビルではなく、ベンチャー事業である⇒優秀な若者(young tiger)を見つけたら、なるべく早くベンチャー事業に挑戦させ、事業計画・運営を経験させる!(ただし、失敗するとそこで終わり) ・ウェルチは観察力に非常に優れている。⇒相手をよく見た上で、場の状況に応じて打つ手を選んでいる ・「(ウェルチ)GEは事業をつくるのが仕事である」⇒これが「Don’t fall in love with your businesses!(特定の事業に恋に陥るな!)」につながる ・アメリカの場合、誰が社長になっても理念は継承されている場合が多い。しかしながら、日本の場合、社長が変わると方針もガラリと変わることが多い。 ・アメリカでは優秀な人を崖から突き落とす。なぜなら、10人に1人か2人生き残ればいいと考えているから。しかしながら、日本では優秀な人をオブラートに包む傾向にある。なぜなら、10人のうち8人か9人は生かそうと考えているから。 ・ウェルチは社内のブルシット(意味のない会話)を排除した。 ・「(ウェルチ)本社部門は無いなら無い方がいい」⇒本社は必要最小限とした! ・どうやってゼネラルマネジャーを育成したらいいのか?⇒答えが無い問題に対し、考えて考えて考え抜かせる。自分で問題を立てて、それを能動的に解決していくプロセスを何度も何度も経験させる。 ------------------------------------------------- そういえば、この日初めてM1の方と名刺交換をしました。食品会社の方と医大の先生(?)で、熱心にゼネの講義を聴いておられました。同級生にはいない組織の方々。毎年、いろんな方が入学してきますね!今後は学年を越えた交流が徐々に増えていきそうな感じです。
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