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【番外編】最適解より合意を取るプロセスがキー!の巻

今回も高橋伸夫著「組織力-宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ」の中で、特に印象に残った内容を下記に列挙し、考察を述べたいと思います。

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1章:組織力を宿す-組織の合理性(つづき)

・(高橋)事実、歴史的にも1970年代になると、日本的経営のブームが始まり、欧米の学者が、日本企業の経営スタイルにも積極的に評価すべきところがあると絶賛し始めた。

・(高橋)有名なのはドラッカーで、稟議制度についても、日本企業では合意に基づく決定が行われ、決定までには時間がかかるかもしれないが、決まってしまえば、すでに合意が成立しているので実行は速いと、この制度を肯定的に評価したのである。⇒(リコヤン)なるほど...「意思決定のスピード」が重要ではなく、「実行も含めたスピード」が重要だということですね。いやあ、勉強になります!

・(高橋)米国流の意思決定に比べると、確かに日本企業では決定までには時間がかかる。しかし、いったん決定されてしまうと、すでに決定までの過程で合意が取れているので、その分、日本企業では組織としての実行がスムーズで速くなる。ドラッカーは、それを優れているとほめたのである。

・(高橋)まさに、ここが重要なポイントなのだが、組織のなかの意思決定プロセスを「優れている」というとき、それはたんに行われた意思決定が迅速で正しいことを意味しているわけではない。残念ながら、経営戦略論や意思決定論では、どうしても直截的に個々の意思決定の合理性や最適性ばかりを問題にしがちだが、本来、組織のなかで求められている優れた意思決定プロセスがそのようなものではないことは明らかである。なぜなら、それは個人の問題ではなく、組織の問題だからである。⇒(リコヤン)なるほど...個人であれば意思決定後、すぐに実行しやすいわけですが、組織の場合は意思決定しても、すぐにみんなが実行してくれるか、もしくはみんなが同意してくれるかわからない。だから、組織の場合は「最適解」より「合意を取るプロセス」がキーポイントになってくるといったところでしょうか。

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一度、高橋先生の講演を聴いたことがあるのですが、予想外に饒舌かつハイテンション。でも、非常に魅力的な人でした。高橋先生の本は面白くて、読みやすいので(→これが重要)、他の本もドンドン読んでみたいと思います!

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リコヤンの独り言」カテゴリの記事

コメント

面白そうな本ですね。

今隣でやってる業務でまさに合意を形成するためのプロセスに時間を取られてモジモジしています。

しかし時間をかけることによって反対派だった人も徐々に前向きになってきました。

合意が形の上で形成される頃には反対派だった人も理解が進んでいるので実行は早そう。また、見えてなかった問題点も炙り出されててどんどん進化されていってます。面白いなあ、と思って見てました。

色んなやり方があって、何が一番って決めにくいんですね。

しん

意思決定って、例えばどんな状況想定なのでしょうね?
実行がマストな意思決定が、トップダウンでくると、
出来ないという選択肢がなくなり、
実行まで早いという感覚があります。

しん元ハンサムさん、コメントありがとうございます。
意思決定プロセスってホント難しいと思います。トップダウンがいいのか?ボトムアップがいいのか?「両方必要だ!」って言うのは簡単ですけどね。

Rednoseさん、コメントありがとうございます。
なかなか面白い意見ですね。
高橋先生は過去の意思決定論は、トイレットペーパーを買う時にチラシを見て十分に比較検討してから決めるような「つまらない意思決定」を対象にしていると述べています。こんなこと言い切ってしまっていいのかな?とも思いますが(笑)

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