居眠り王のネゴシエーション①の巻
さて、久々のMBA講義編です。下記は先週から始まった「ネゴシエーション」の講義サマリーです。MBAを修了した私は受講できなかったのですが、我らが居眠り王I本さんが「善意」でサマリーを纏めて下さりました。(しかし、本当に起きていたのか?奇跡だ!(笑)→冗談です、スイマセン)I本さん、ありがとうございました!(来週もよろしく!)
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金曜5~6限:ネゴシエーション①②
1)講義の概要
・本講座は組織行動論の応用分野の一つとして実施。コーチングに引き続き、ネゴシエーションを本年度から実施。交渉演習(ロールプレイ)によって、疑似体験すると共に、他の交渉と比較することにより、交渉の基本概念やモデルを議論する。
2)担当教授
・日本のネゴシエーション研究で、竹内規彦氏(青山学院大学)と並ぶ第一人者。海外で活躍されている。同氏は、マックス・ベイザーマン(Bazerman, Max H.)など、この分野で世界的に活躍されている方と共同で研究に取り組まれている。
3)コンフリクト
・グループは対立を生むより共同するものである:通常、組織行動論は、調和的テーマを好む傾向にあり、コンフリクトよりはグループ内・グループ間の共同に目を向けてきた。
・P.ローレンスと、J.ローシュ:環境の不確実性が高いほど、有効なコンフリクト解決様式が違うことが実証。コンフリクトの3様式を提唱している。「強権 forcing」「宥和 smoothing」「対決=問題直視 confrontation←(ここがポイント)」
・そもそも、1950年当時の二つの前提があった:「コンフリクトは避けるのがよいということ」「コンフリクトは良くないものである」
・そして、発想の転換がある:「コンフリクトは避けることができない」「コンフリクトは解決のありようによっては、むしろプラスにもなる」となった。前述の「対決=問題直視 confrontation」の考え方につながっている。
・ここで、Conflictはどう訳すのか?ということに立ち返ってみると、対立・紛争・葛藤など、日本語ではいろいろなシーンがあり、豊かに表現されている。
・つまり、Conflict Resolutionとは、政治の場面での紛争解決であったり、組織的状況での対立解決であったり、また、個人の心に置ける葛藤の解消であったりと、negotiationにはいろいろな場面がある。
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つづく
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