枯れた事業も実はおいしい?の巻
ここ数日は今週末の学内研究会発表準備に追われています...自分のMBA論文を改めて読むと、「アラ」がたくさん見えてきて、結構凹みます。やれやれだ。
さてさて、下記は4月9日(土)の講義報告のつづきです。
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土曜3~5限:ゼネラルマネジメント応用研究④⑤⑥
3)「企業戦略論」に関する講義があった。Igor AnsoffからTheodore Levittまでの戦略論の主な内容は下記の通り。
http://rico-yuan246.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-efaa.html
・PPMの注意点:大事にすべきは「Star(成長率高)」ではなく「Cash Cow(成長率低)」。成長事業は大きな売上げが見込めるが、常に設備投資が必要であり、苦しむケースが多い。それに引き換え、成長していない事業は、大きな設備投資が発生しない。従って、キャッシュフローの観点で言えば、枯れた事業はおいしい。
4)Michael Porter著「From Competitive Advantage to Corporate Strategy」に関する講義があった。主な内容は下記の通り。
・多角化のポイント:①FitよりIndustry Structure(5フォース)、②Initial CostよりLong-Term Prospect、③GrowthよりLong-Term Profit Potential
・M&Aのポイント:①幹部と戦略を入れ替える、②リスク分散を狙いとしない
・企業戦略のポイント:①Portfolio Management、②Restructuring、③Transferring Skills(スキルの移転)、④Sharing Activities(活動の共有)
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そういえば、Porterの「From Competitive Advantage to Corporate Strategy」の日本語版を読みましたが、メチャメチャ面白かったです。特に事業戦略と企業戦略の違いが明確になりました。あとLevittの「Marketing Myopia」については、もう一度読みたいと思います。
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