最近のトラックバック

カテゴリー

« 問いは何か?の巻 | トップページ | 問題意識を練り直せ!の巻 »

涙が出てきましたが...の巻

下記は、先日のK大管理会計研究会で受けた私のMBA論文に対するコメントです。正直、録音していたコメントを聴きなおすだけで涙が出てきましたが(笑)、改めて見てみると、どれも貴重なコメントだと思っています。

1.鉄道車両メーカー同士の相性って、どういう意味か?
2.先行研究はバイヤー視点の研究か?サプライヤー視点の研究か?先行研究を引用する際には、区別しておいた方がよい。
3.先行研究をもう少し丁寧に積み上げた方がよい。
4.本研究は鉄道車両開発への貢献はある。しかしながら、他の分野への貢献については明確になっていない。もっと大きなテーマがあって、そのリサーチサイトとして、○○という理由で今回は鉄道車両開発の事例を採りあげたという流れにしたらどうか?鉄道車両開発を研究するのではなく、鉄道車両開発で研究することを考えた方がいい。
5.国が企業を集めて、新技術(半導体の印刷技術)・新素材(薄板鋼板)を開発する国家レベルのプロジェクトも同じ類といえる。
6.信頼が無いと、どういう問題が発生するのか?相手の癖や能力を理解しないと協働作業が進まない。そのために少し組んでおく経験が必要である、というぐらいの話か。
7.「相性が悪い=信頼関係がない」というのは同じ意味か?
8.相性がよくて仲はいいけど、どこか隠している所があるのでは?相性が悪いのを表に出したらお互い損をするから。例えば、コストの問題。お互いのコスト能力はわかりにくいけど、言ってしまうとマネされてしまうので、言わない。そういうことは隠しておいて仲良くしてる、という問題もあるのでは?
9.鉄道事業者とメーカーとの関係は、通常の民間商取引とは違う要素がある。つまり、特殊事例である。従って、研究では特殊性の中で影響のある部分は明示的に書くことが非常に重要である。
10.バイヤーがサプライヤーにオーダーする際に「こういうことしないでね」という契約条項はあるのか?それはバイヤーとサプライヤー間の契約条項か?サプライヤー間の契約条項か?
11.A社が設計した車両をB社が製造するケースもあるのか?その際、何らかの技術に関する契約があるのではないか?例えば、設計上の品質の問題がA社の設計図面にあった場合の対処法など。
12.そういった契約条項が、一体何を考えて決まったのか?といった研究の方が管理会計の場合シックリいくのでは?なぜなら、管理会計は契約など、コントロールシステムを対象としているから。契約がもしわかっていて、契約条項などを調べることができるのであれば、例えば、バイヤーがどういう風に考えて、その契約条項で契約を結んだのか?とか、サプライヤー間同士で情報に関する暗黙のルールがあるのであれば、どういった経緯で決まったのか?とかの方がいいかも。
13.3社のコントロールシステムで、1社が残りの2社をどうコントロールするのか、という話の場合、バイヤーとサプライヤーのコントロールの話と、サプライヤー間のコントロールの話が出てくるので、もし契約が調べられるのであれば、調べた方が面白い。あと、それがどういう影響を受けているのか。例えば、影響要因としてこれは特殊、これは市場の影響を受ける、というのをインタビューで聴いていくと面白い。
14.あと信頼の件は、「長い期間契約する=契約条項が少なくなる」ということでも記述できる。
15.あともう少し大きなテーマにする場合、サプライヤー側にインタビューできるのであれば、バイヤー側が認知するリスクとサプライヤー側が認知するリスクは何が違うのか?どういう風に対応しているのか?まで調べたら、面白い研究になる。

まだまだ続くcoldsweats01

« 問いは何か?の巻 | トップページ | 問題意識を練り直せ!の巻 »

リコヤンと第二論文」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1179561/39709103

この記事へのトラックバック一覧です: 涙が出てきましたが...の巻:

« 問いは何か?の巻 | トップページ | 問題意識を練り直せ!の巻 »