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この史料はなぜ残ったのか?の巻

さて、下記は6月6日(月)の定性的方法論研究の講義サマリーです。今回の講師は財務会計のS水先生でした。
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月曜5限:定性的方法論研究⑨
1)「歴史的方法論1 歴史的方法の基礎」の講義があった。主な内容は下記の通り。
・歴史的方法とは、史料に基づいて、過去を再構築することである。ただし、現在の視点から、現在の問題設定により、一定の理論的パラダイムをもって構築を行う必要がある。
・残存する史料は、必ずしも残るべくして残った史料とはいえない。例えば、意味もなく裏の倉庫にしまっておいた史料が数百年後に見つかったり、重要だと思って図書館に寄贈した史料が戦争で焼けてしまったりしている。この史料はなぜ残ったのか、にも考察が必要である。
・史料には、一次史料と二次史料がある。研究者はできるだけ一次史料に立ち返る必要がある。
・論文の中で一次史料(例えば、インタビュー調査結果)と二次史料(例えば、雑誌のインタビュー記事)は同列に扱ってはいけない。
・研究者は常に史料を疑わなければならない。ただし、史料が本物か偽物かの判断をするのは本当に難しい。
・経営史の4つの問題:①単純化主義(単純化しすぎていいのか?)、②エクス・ポスト主義(後知恵で物事を判断していいのか?)、③学説至上主義、④主観主義(完全に当時の人に入り込んでもダメ。当時の人を客観的に見すぎてもダメ。両者の中間的立場であるべきだ。)
2)次回のテーマは「歴史的方法論2 経営史学の展開」、講師は同じく財務会計のS水先生。
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歴史は事実をただ並べたものだと思っていましたが、そうではなく、「歴史家が残すべきと判断した事実の集まり」であることを学びました。なるほどpig

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