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原因は目的によって選択される?の巻

さて、下記は6月13日(月)の定性的方法論研究の講義サマリーです。今回の講師も財務会計のS水先生でした。
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月曜5限:定性的方法論研究⑩
1)「歴史的方法論2 経営史学の展開」の講義があった。主な内容は下記の通り。
・歴史研究者の歴史記述は、自身の問題意識に密接に関連している。
・Carrによる因果関係に関する古典的事例:「ジョーンズがあるパーティでいつもの分量を越えてアルコールを飲んでの帰途、ブレーキがいかれかかった自動車に乗り、見透しが全くきかぬブラインド・コーナーで、その角の店で煙草を買おうとして道路を横断していたロビンソンを轢き倒して殺してしまいました」
・では、事故の原因は?運転手が半酩酊状態だったから?ブレーキが整備不良だったから?ブラインド・コーナーだったから?ロビンソンが煙草を切らしたから?
・Carrの立場:①合理的な原因と偶発的な原因を分けて考える、②原因は目的によって選択される
・従ってこの場合、ロビンソンが煙草を切らしたのは、偶発的な原因として捉え、原因からは外す。あとは目的によって原因が選択される。つまり、目的として「飲酒運転禁止」を言いたい場合は、原因として「半酩酊」が選択される。
・チャンドラーの経営史:①Strategy and Structure(1962)-組織は戦略に従う、②Visible Hand(1977)-経営者の時代、③Scale and Scope(1990)-スケールアンドスコープ
・社史で語られなかったことは何か?意図された沈黙の意味するものは何か?
・社史は誰かを支持するために書かれたものである可能性がある
2)次回のテーマは「アクションリサーチ1」、講師はマネジメント・コントロールのM矢先生。
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Carrの事例は非常に興味深く、かつ「なるほど」と思わせるものでした。ただ、先生はCarrの立場が正しいということを言いたいのではなく、因果関係一つを採りあげてもいろいろな立場があるということを言いたいとのことでした。なるほど、なるほど。

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