オペは無事完了しました!命に別状はありません!の巻
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土曜3~5限:オペレーションズマネジメント応用研究⑬⑭⑮
3)「グローサリー産業のSCM」に関する講義があった。印象的な話は下記の通り。
・セブンイレブンもローソンもグロスマージンは30%強で一緒。でも、セブンイレブンは日販が高い。⇒商品イノベーションが違う!
・24時間商品:消費者が鮮度に価値を見出す商品で、収穫あるいは製造されてから24時間以内に消費されるべき商品⇒消費者は鮮度を好む!
・24時間商品を販売する難しさ:①先入後出/消費者は鮮度を評価しながら商品選択するため、24時間商品は店頭で先入後出になりやすい、②可腐性/鮮度を保ちにくいという性質から、値引きや廃棄コスト、ハンドリングコストが高くついてしまう、③調達の不確実性と調達先が小規模
・ECR:Efficient Consumer Responseの略。消費者のニーズへの対応を目的として、メーカー、卸業者、小売業者が連携し、流通システム全体を効率化しようとする取組のこと。
・鮮度志向型ECR:①鮮度感とサプライチェーンの整合性、②時間単位のロジスティック管理、③厳密なコスト削減手法、④One-to-oneの調達管理、⑤Revenue Management、⑥厳密なコラボレーション(チーム・マーチャンダイジング)
・厳密なコスト削減手法:①多頻度発注と配送による値引きと廃棄コストの削減、②多頻度配送による棚スペース・コストの削減、③高密度・集中型の店舗分布、④4種類の温度帯別の混載配送トラックとDC
・商品ライフサイクル短命化の要因:①食品産業にとって外部的要因(消費者の嗜好の多様化と変化・不況と消費の頭打ち)、②食品産業の内部的要因(供給能力過多の産業・不況による売上維持のための新商品投入競争の激化・商品コンセプトの多様化・コンビニにおける単品管理とSKUの絞込み・PB商品の新規参入・サブカテゴリ内のアイテム数の増加)
・SKU:Stock Keeping Unitの略。在庫保管単位。商品の数。
・商品コンセプトを3軸で特定:①コンテント、②販売プロセス、③サプライチェーン⇒特にサプライチェーンイノベーションはマネしにくい!
4)個人のケースレポート:ケース「Northco(A)」を読んでレポート(A4サイズで表紙1枚+本文4枚+表2枚)を2010年1月30日までに提出すること。
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今回でオペマネが終了。予習&復習が大変で比較的「重めの科目」でしたが、欧米ビジネススクールを匂わせる講義スタイルと教授のキャラが妙にマッチしていて、非常に魅力的な講義だったと個人的には思っています。
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