キャビアはチョウザメの産物である?の巻
講義中の「キャリアは偶然の産物の積み重ねである」という言葉に激しく反応してしまいました...最近、かなり実感していることです。今後も能動的アクションは意識していきたいと個人的には思っています!さて、下記は12月12日(土)の講義報告のつづきです。
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土曜1~2限:人材マネジメント⑦⑧
2)「自律型キャリア発達とHRM」に関する講義があった。主な内容は下記の通り。
・組織内キャリアを決める決定的なマクロ因子は「家庭環境」、ミクロ因子は「上司との関係」である。(教授)
・ユングのキャリア論:残された期間が限定されるからこそ、個性が発揮されていく!
・リアリティ・ショック:現実が理想とかけ離れていることに衝撃を受けること。⇒①入社時点(ただし、白いウソには要注意!)、②配置転換、③中心性変化、④昇進
・白いウソ:人を傷つけないための優しさのあるウソのこと。
・キャリア・プラトー:組織の職階において、現在以上の職位に昇進する可能性が将来的に非常に低下する現象。⇒①主観的プラトー化/昇進可能性の認知、②客観的プラトー化/職位の停滞
・認知的不協和:人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またその時に覚える不快感を表す社会心理学用語。⇒X:私は健康とY:タバコを吸う/XとYの心理的不協和を低減させるため「タバコを吸うのをやめる」という行動をとる!
・遅い昇進と僅かな差の利点:①全員を長期にわたって競争意欲を持たせることができる。ノンエリートとして鎮められるのではなく、かえって競争を焚きつけられる。②エリートも逆転があるから安穏とせず、競争に焚きつけられる。③ノンエリートの認知的不協和を徐々に冷却していくための時間を担保。
・キャリアは偶然の産物の積み重ねである!ただし、偶然はその前にあるアクションを起こしたからである!⇒予期せぬ出来事を呼び込む能動的アクション:①Curiosity(好奇心を持ち、広げる)、②Persistence(すぐには諦めず、やり尽くしてみる)、③Optimism(大半の悲観的なコメントよりも、たった1人の前向きなコメントを心に置いてみる)、④Risk-taking(失敗はするものだと考え、今ある何かを失う可能性よりも新しく得られる何かに賭けてみる)、⑤Flexibility(状況の変化に伴い、一度意思決定したことでも、それに応じて変化させればよいと考えてみる)
3)期末レポート:授業で学習した知見を応用しながら、所属組織の人材マネジメントを分析したレポート(A4で4ページ以上)を2010年1月16日までに提出すること。
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今回で「人材マネジメント」も修了、非常に面白い講義でした。アカデミックな内容と具体的な事例が交互に説明あったので、講義中は「わかった気」になっていたのですが、いざ期末レポートで何を書こうかについて考えてみると、なかなか思いつきませんね。年末にかけてジックリ考えたいと思います!
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