【博士号取得】エンパイアステートビルのハト?の巻
2011年2月、始めて憧れだったマンハッタンの地に足を踏み入れました。中でも、一番印象に残っているのは、メトロポリタン美術館でもなく、ウォール街でもなく、エンパイアステートビルの展望デッキ。そこに、この博士号取得への長い道のりを耐え切った源泉があります。
素晴らしい眺望に心躍らせていたところ、デッキの上を歩いている一匹のハトを見つけました。珍しいなと思いつつ、そのままハトをボーッと眺めていたのですが、ふと一つの疑問が頭をよぎりました。
なぜこんな高い所にハトがいるのか。
地上に居たハトがここまで来たのか。どうやって。飛んできたのか。まさか。でも、それしか考えられない。
そこから、このハトに感情移入。このハトも最初は地面にいたのに、上を見ながら必死に飛び続けた結果、どのハトよりも高い所に来たのかもしれないな。スゴイな。
そして、いつしか、そんなハトの姿を自分に重ねてみるようになっていました。
自分はこんなハトでありたい。
あれから7年が経過。決して順調とは言えませんでしたが、ようやく少しだけ高い所に辿り着いたような気がします。正直、苦しかったです。本当に苦しかったです。しかし、周囲の方々に支えられ、また天国の友人に見守られ、またあのハトになることを目指して、耐えて耐えて耐え抜きました。FBで自習室をアップし続けたのも、自分を鼓舞し続けるため。今となれば、それも大きな支えとなりました。
エンパイアステートビルのハトになれたとは思いませんが、少しは近づくことができたのではないかと思っています。7年ぶりの達成感は言葉で言い尽くすことはできません。
ただ、もはや燃料は使い果たした、燃え尽きたと思っていたのですが、まだ少し燃料が残っているみたいです。したがって、できるだけ早く新たな目標を定め、さらに高い所を目指して登っていきたいと思っています。そして、いつの日か、あのエンパイアステートビルのハトになれるように、明日からまた頑張りたいと思います。
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