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リコヤンと製品開発マネジメント

各大学院の裏話は面白い!の巻

昨晩はN大大学院経済学研究科の「製品開発マネジメント」の特別講師業務を担当してきました。今年で4年目になりますが、社会人相手の講義はいまだに少し緊張しますね(笑)
講義後は社会人院生の方達との懇親会に参加。各大学院の裏話で大いに盛り上がりました(笑)やっぱりMBA仲間はいいですね。

生産性向上を愚直に進めてきた企業の夜明けは近い!の巻

GW最終日。10連休もアッという間ですね(笑)さてさて先日、某大会で東大F本先生の講演を聴いてきましたので、その内容をアップしたいと思います。

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1.ものづくり組織能力と製品・工程アーキテクチャのマッチングが重要。アメリカはドラッカーが言う野球型の組織能力。分業が進み、各人の専門性がハッキリしているのが特徴。野球型の組織能力はデジタル家電のようなモジュラー型製品と相性がよい。一方、日本はドラッカーが言うサッカー型の組織能力。各人の多能工化が進み、チームワークがよいのが特徴。サッカー型の組織能力は自動車のような摺り合せ型製品と相性がよい。
2.日本に何を残すのか。マザー工場を残すという考え方がある。ただし、レッスンプロ的なマザー工場は必ず潰れる。戦うマザー工場でないとダメ。そのためには生産性を上げ続ける必要がある。あと生産性の「のびしろ」も重要。のびしろは正味作業時間比率で判断できる。正味作業時間とは、本当に付加価値を生んでいる時間。トヨタは50%近い。他の企業は10%以下が多い。でも、「正味作業時間比率が小さい=のびしろが大きい」という意味なので、落胆する必要はない。前向きに。
3.企業は10年~20年のスパンで考えないとダメ。賃金が安いからすべて海外へ、というのは安直すぎる。現に、新興国との賃金差は急激に縮まってきている。最後は生産性の強さがモノを言う。生産性向上を愚直に進めてきた企業の夜明けは近い。

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F本先生の最新の考えを学ぶことができ、非常に有益でした。考え方は極めてシンプル。これが「分析のパースペクティブ」ってやつですね(笑)

アカデミック分野は5年ぐらい先を考えている!の巻

さて、下記は国立N大学大学院の「製品開発マネジメント」の講義サマリーです。
実は昨年2月ごろに本講義の存在を知って、担当教授に受講を熱望したところ、「Welcome!」の返事をいただきましたので、受講してきました。今回のテーマは「トヨタの商品企画」、講師はトヨタの商品企画部の方でした。
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水曜5限:製品開発マネジメント①
1)商品企画の概要
・トヨタの商品企画:約50人で約100車種を見ている。
・商品企画部の英訳:Product Management Division→Planningではない!Managementである!
・商品企画の役割:①商品を軸に経営を考える、②社内コーディネーター
・企画案は役員クラス約20名によって審議される。最終決定は副社長クラス。
・企画に求められるもの:「タイミングを逸すれば、いくら良い商品をつくってもダメ」「ルーティンワークでは企画はまわらない」
・トヨタでいうコンセプト:キャッチフレーズ、ターゲットユーザー、セリングポイント、価格/販売台数など
2)商品企画プロセス
・プロセス:①定量手法+定性手法→②コンセプト仮説→③現地調査検証→④コンセプトFIX
・定量手法:顧客ニーズの収集(例:アンケート調査、コレスポンデンスマップ、クラスター分析など)
・定性手法:SAKIYOMI活動(例:有識者インタビューなどでヒントを得ながら先のことを考える)→アカデミック分野は5年ぐらい先を考えているので、積極的にこの分野の話を聴くようにしている!
・現地調査検証:ユーザーお宅訪問+インタビュー(フォーカスグループなど)、フィールドサーベイ(実走行調査など)
・企画は本当に難しい。市場で思い通りの結果になるとは限らない。(っていうか、思い通りにはならないことの方が多い)→なぜなら、企画から発売までの時間がかかるから。(4年以上)
3)現状の課題
・消費者は自分では何が欲しいか分からない(消費者を観察し、消費者も気づいていないニーズを読み取れるようになりたい)
・人間には、ワニ、ネズミ、人、3つの脳がある(単一志向→多様化→個化→多面化へ)
・市場調査をした商品よりも、デザイナー発コンセプトラインの方が売れる(今後は世界が認め、求めるJ-originalityの発信が必要ではないか)
・企画とは、自分が面白いと思った記憶を思い出す作業である(常に自分が面白いと思うものを蓄積しておく必要がある)
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実はシミッチョロさんを誘って一緒に受講してきたのですが、講演者の方がシミッチョロさんの高校時代の同級生だったことが判明。これが一番ビックリしました(笑)ちなみに本講義は計7回。今後も可能な限り出席したいと思っています!

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